自転車用メンテナンスツールや工具メーカーのTOPEAKの携帯ツールであるTOPEAK Nano TORQBAR DXを購入レビューです。
TOPEAK Nano TORQBAR DX

TOPEAK Nano TORQBAR DXは、携帯用のトルクレンチです。
自転車のパーツはボルトを締めなければいけない場所がいくつかあります。
適当に締めれば良いものではなく、締め付け具合の程度(トルク)が指定されていることがほとんどです。
トルク指定を無視して締め込んだりすると、パーツやネジを傷めてしまったりするので、指定がある場合は必ずそのトルクに従って締め込む必要があります。
締め付けトルクの程度は、感覚ではなかなか分かりづらいため、トルクレンチを使用します。
トルクレンチでトルクを指定しておくと、その指定トルク以上の力が加わった時には、クリック感などでトルクをオーバーしたことを知ることができます。
一般的にはトルクレンチは大きなものが多いので、自宅でのメンテナンスの際などに使用することになると思いますが、出先でのパーツ交換などどでも困らないようにするために、このような携帯用のトルクレンチがあります。

TOPEAK Nano TORQBAR DXの内容
● トルクビット: 4Nm、5Nm、6Nm
● トルクスレンチ六角レンチ: 3、4、5mm
● Torxレンチ: T20、T25
● レバー
TOPEAK Nano TORQBAR DXの大きさ

TOPEAK Nano TORQBAR DXのサイズはケースとレバーを含めて手のひらサイズ。
レバーとケースが別々です。
TOPEAK Nano TORQBAR DXのトルクビット

TOPEAK Nano TORQBAR DXののトルクの強さは、トルクビットと呼ばれる色違いのパーツによって調整ができるようになっています。

任意のトルクビットとレンチをセットしてレバーに取り付けます。

この状態で使用します。
TOPEAK Nano TORQBAR DXの収納機能

ヘッド裏側にボタンがあり、そのボタンを押すと、レバー部分にレンチを収納できるようになっています。

週のできるビットナットは2本です。
出先で使用する際は、よく使う三種類のレンチ(3、4、5mm)に限定すれば、レバーだけ持ち歩くだけで済ませられるということですね。これくらいのザックリした割り切り方ができるのはとても良いですね。
これなら、サイクルジャージの背中のポケットにいれておいても邪魔にならないです。


TOPEAK Nano TORQBAR DXの使用感

TOPEAK Nano TORQBAR DXのを使用してみた感想としては、トルクレンチとしては気休め程度に考えておいた方が良いかもしれません。
出先でどうしても調整をなければいけなくなったとか、応急処置で簡易的にトルクを計測するなどであれば十分使えると思いますが、それなりの精度を求めるようなメンテナンスをしたい場合は、もっと本格的なトルクレンチを使用した方が良いでしょう。
あくまで出先での緊急対応用という感じです。
TOPEAK Nano TORQBAR DXのまとめ

TOPEAK Nano TORQBAR DXは、個人的にはデザインなども気に入っていて、なかなか魅力的な携帯工具だと思います。
ただ、7,000円を超えるような価格の割に、質感は今ひとつなところも感じたりしましたが、けして悪くはない携帯工具だと思います。
実際のところで、携帯できるトルクレンチはほとんど見かけませんし、これだけコンパクトに携帯できるものも少ないので、便利ツールの一つとして持っておくのも悪くはないと思います。


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