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取り締まりを強化して欲しい自転車のルール違反

交通ルール・交通安全

自転車の交通ルール違反に対しては、自動車などと同じく青切符制度が検討されている昨今ですが、現状では自転車のルール違反の取り締まりはほとんどされていないというのが実際のところだと思います。

取り締まりがされていないので違反しても構わないという考え方はおかしいとは思いますが、多くの自転車が当たり前のようにルール違反をしていて、それが罷り通っている状態です。

「危ないな」と思うことも多いですし、私自身も自転車に乗る身として、ルールを守らない自転車乗りが居るのせいで、きちんと交通ルールを守っている自転車乗りまでが白い目で見られるというのも腹立たしい部分もあります。

きちんと交通ルール違反を取り締まってもらえたら、違反をする人の数も減るでしょうし、自転車の乗車マナーも向上していくことは明らかなので、せめて大きな危険を招くような行為に関してはしっかりと取り締まりをして欲しいものです。

自転車の交通ルール違反で特に取り締まって欲しいと感じている行為についてまとめてみました。

取り締まりを強化して欲しい自転車の交通ルール違反

歩道で速度を落とさない自転車

自転車は原則として車道を通行するものですが、子供や親子自転車、老人などは例外として歩道を通行することができます。

また、自転車の通行が許可されている自転車通行可の歩道も多いので、歩道を通行する自転車も多いです。

それはそれで仕方がない部分もあるので、しょうがないとは思いますが、問題は歩道を通行している場合でもかなりの速い速度で通行する自転車が居るという点。

ベビーカーや親子連れの横を猛スピードで走り抜けていく自転車を見たりすると、きちんと取り締まって欲しいなと思ったりします。

実際のところで子供たちの動きは予測できなかったりしますから、普通の感覚を持ち合わせていれば、子供が歩いているすぐ横を猛スピードで走り抜けていくなんてことは正気の沙汰ではないと思うのですが、多いのですよね。

歩道を猛スピードで走り抜けていく自転車の中には、子供を乗せる子供乗せ自転車を運転しているお母さんなんかもいたりするので驚いたりします。

子供乗せ自転車などは車両重量も重たいですし、人が乗った状態であれば100kg近い重量になるため、万が一追突や接触があった場合、大きな事故につながる可能性だってあるわけですから、是が非でも取り締まってもらいたい危険行為の一つです。

自転車が歩道を通行するときは、常に徐行しなければならない。「徐行」は「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること(法2条1項20号)」と定められており、自転車の徐行は、歩行者の歩速4km/hから考えて、6~8km/h程度とされている。 国土交通省 自転車等に関する法令等の規定 参考資料1

自転車でのながらスマホ

自転車でもながらスマホはとても危険です。

とくに上にも書いた親子自転車などは乗車時の重量は100kg程度になると思われるので、たとえ遅い速度でも接触や衝突をしてしまうと、相手に伝わるエネグリーは大きくて大事故にもつながりかねません。

スマホを操作すると片手運転になりますし、本人が思っているよりも視野が狭くなり、周りのことが見えなくなります。

また、本人がほんの少しの時間と思っていても、意外と長い時間、前方から目を切っているなんてことも珍しくはありません。

自動車などと同じく、自転車でもながら運転は大きな問題になっていますし、実際問題として事故の原因にもなりやすいので、ながらスマホに関しても厳罰扱いでしっかりと取り締まってもらいものです。

傘差し運転の自転車

駅まで自転車で行かなければいけない人たちのことを考えると、自転車から降りた後に歩行者と変わらない状態になれる傘差し運転をしたくなる気持ちも理解できるものではありますが、取り締まって欲しい行為の一つでもあります。

傘差し運転をするためには片手運転になります。

ただでさえ、雨の日は路面が濡れていて滑りやすい状態になっていますし、ブレーキなどの制動力も極端に落ちたりします。

また、雨の日は風が強いことも多いので、雨が降っていない時と比べるとかなり危険な状態で自転車に乗っているわけですから、いつ事故を起こしてしまっても不思議ではありません。

道路交通法が改正された際に取り締まりが強化されたりして、以前に比べてカッパを着た人が多くなったと思いますが、今でもちょこちょこ見かけるレベルでは傘差し運転の自転車は居るのですよね。

雨の日は乗らない、乗るならカッパを着用するくらいの判断はしてもらいたいところです。

酔っ払い運転の自転車

自転車でもお酒を飲めば、乗ることができません。

一昔前に比べると周知されてきた感はありますが、今でも駅前の居酒屋の前には自転車が何台も停まっていたりして、明らかに飲んだ後に自転車に乗って帰ろうとしている人をよく見かけます。

本人はまともに乗れているつもりかもしれませんが、実際はフラフラと蛇行運転になっていたりしていて、まともに運転できるわけではありません。

いつ事故を起こすかわからないですし、自転車であっても人にぶつかれば重大な事故になってしまう可能性も十分にあり、重大な責任問題にも問われるようになるわけですから、お酒を飲んだら乗らないというのは自転車であっても徹底して欲しいものです。

これに関しても警察が本気で取り締まれば激減するものだと思いますが、残念ながら今現在もまともに取り締まりがされていないのが現状ですね。

無灯火の自転車

自転車ライトを装備しないで無灯火で走る自転車は、歩行者や自動車などからはほとんど見えないのでとても危険です。

今は自動点灯するようなライトを備えた自転車も多くなってきてはいますが、それでも無灯火の自転車は少なからず走っています。

ライトを点灯させることの最大の意味は、暗い道路を照らすためではなく、相手から認識してもらいやなるという点で、ライトを点灯していれば歩行者や自動車などからは「自転車が来ている」と認識しやすくなるので、お互いに気をつけるため安全に通行できるようになります。

無灯火は当然交通ルールに違反するわけですし、誰かを事故に巻き込む可能性も高いので、見つけ次第取り締まっても良いものだと思います。

逆走自転車

毎日のように見かけて、しかも危険度高い自転車の交通ルール違反は車道の逆走です。

日本ではキープレフトで車道の左側を通行するのがルールとして決まっていますが、それを無視して逆走してくる自転車はとても多いです。

逆走する自転車は、自動車などから見て危ないだけでなく、自転車にとっても危険な存在です。

左側を通行しなさいというルールがある以上、基本的には、みんな同じ方向に走行しているはずという前提があるので、目の前に自転車が見えても、まさか自分に向かって走ってきているとは思わないため、反応が遅れてしまうなどの危険があります。

油断していると正面衝突にもなりかねない上に、大事故にもなりかねないので、逆走のような危険行為は、やはり厳重に取り締まって欲しいものです。

自転車の信号無視

自転車の交通ルール違反で最も多く目にするのは信号無視でしょう。

自転車は信号を守らなくても良いのではと思ってしまうほど、多くの自転車が信号を守っていません。

特に、交差点ではない信号の場合、信号無視する自転車がほとんどです。歩行者として信号を待っていて青になったので渡ろうと思った瞬間、信号無視の自転車が飛び込んできて「ヒヤっ」とすることがあります。

信号無視が多い場所では警察が「信号赤ですよ!」などと注意を促していることもありますが、注意されても特に取り締まりがされるわけではないので、一向に改善される様子はありません。

信号無視も重大事故につながる可能性が高いので、スピーカーなどで注意するだけではなく、しっかりと取り締まりをしないと、なかなか改善されるものではないと思います。

実際問題で交差点や信号のある場所での事故が多いようなので、重点的に取り締まってもらいたいルール違反でもあります。

厳しく取り締まって欲しい自転車のルール違反

傘差し運転などは、一昔前に比べるとルール違反をする人の数は減ったようにも思えますが、無灯火や逆走、信号無視などのルール違反をする人はまだまだ多いというのが実際のところですね。

安全はみんながルールを守ればこそ成り立つものだと思うので、誰かの身勝手な行動が結局は事故につながってしまうことになるわけです。

自転車が絡む重大事故のほとんどはルールを守らなかったがために起きてしまうというのが統計的にも明らかになっているわけですから、危険行為は厳しく取り締まりするべきものだと思います。

ところが実際は、ほとんど取り締まりが行われていないわけですから、それを良いことに、多くの自転車が交通ルールを無視して、好き放題に走り回ってしまうという状態になっているわけです。

取り締まりを行わない理由としては、自転車を取り締まってしまうと、いわゆる赤切符扱いになってしまうため、事務的な手続きなどが煩雑になってしまい、警察や役所などの負担にもなってしまうことから、あえて取り締まりを控えているなんていう情報もあったりします。

その事情も理解するところではあるんですが、それでも重大事故につながるような違反は、妥協せずにどんどん積極的に取り締まるべきだと思います。

2023年12月現在で、諸々の事務手続きを簡略化させるために自転車にも罰金制度(青切符)を導入しようとする動きもあるようなので、今後の展開に期待したいところです。

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